5月1日に開幕したイタリア・ミラノ国際博覧会(万博)で総来場者は約1000万人に達したが、「日本館」は地元紙アンケートで1位になるほど評価が高く、連日長い行列ができる盛況ぶりだ。
12日には開幕約3カ月で来館者が100万人を突破。ハイテクを駆使した体験型展示や多彩な和食メニューが並ぶレストランのほか、全国各地の特産品の試食や調理実演イベントも魅力となっている。
日本館は、豊かな自然が育んだ食文化、発酵食品や「一汁三菜」などの伝統の知恵を紹介。プロジェクターやスマートフォンを使った展示や食卓をイメージした映像シアターで産地から食卓までの「食をめぐる旅」が体感でき、来館者からは「日本人の価値観がよく理解できる」と好評だ。
「日本館は常に新しい発見がある」。ミラノ在住のエルマンノ・フィジーニさん(64)は「数日おきに行われる各自治体や団体のイベントを楽しみにしている」と話す。妻、ダニエラさん(60)と毎回見学に来ている“日本館マニア”で「いろいろな試食や体験ができるのがいい」と絶賛する。