政府に家買い取り要求
男性の案内で高架橋下の裏道を抜け、高層ビルから落ちたガラスの破片を踏みしめながら、爆発地点から約1キロ離れた男性宅に向かった。有毒化学物質のせいか、マスクをしていても、のどが痛み、目もかゆくなる。
マンションのエレベーターは、爆発の衝撃でワイヤがはずれて1階に落下。使用できないので、階段で10階まであがる。爆発から数日間がたったが、リビングは嵐が過ぎ去った直後のようだ。テーブルの脚が折れるなど、多くの家具も壊れたまま。ガラス片が家中に散らばり、壁の3分の1が真っ黒にすすけていた。
「爆発当時、寝室にいたから助かった」という男性は、「夫婦が一生懸命働いて2年前にローンで買った家だ。一体、誰が住宅街の近所に危険物専用倉庫の建設を許可したのか。今回の爆発は全くの人災だ」と怒りをあらわにする。
男性は政府に対し、購入時と同額での家を買い取りを求めているという。「この場所で多くの人が亡くなっているし、化学工場のような汚染地域にもなったので、もう住みたくない」