爆弾テロから一夜明け、首都バンコク中心部のエラワンのほこらを調べる捜査員ら=2015年8月18日、タイ(ロイター)【拡大】
17日のテロは繁華街ラチャプラソン交差点付近で発生。爆弾は即席爆破装置(IED)と呼ばれる手製爆弾だった。国家警察は、現場付近の監視カメラの映像から、爆発物のリュックを現場に置き去った容疑者とみられる男を確認し、行方を追っている。
現場付近の映像では男が、ヒンズー教の神を祭る「エラワンのほこら」を囲う外壁の脇にリュックを置き、爆発を見届けるようにゆっくりと歩いてその場を離れ、オートバイに乗って去ったという。
治安当局は背後に政治的動機があるとみて、クーデターで誕生したプラユット暫定政権に反発する団体などの動向を調べている。
タイの通貨バーツは一時、対ドルで約6年4カ月ぶりの安値水準となった。
18日は市内の公立学校438校が臨時休校。一部日本企業は従業員を自宅待機にしたり、勤務後の外出を禁止したりした。
≪夜空に爆音 炎と血のりの観光名所≫
外国人観光客らでにぎわうタイの首都バンコクの観光名所が、爆音とともに炎に包まれた。血まみれのまま泣き叫ぶ人たち、パニックになって逃げ惑う通行人-。17日夜、繁華街は凄惨なテロ現場と化した。複数の目撃者の証言を基に、事件前後の様子を再現した。