≪夏を乗り切る滋養もらう≫
どうしてこんな酷暑のなか、蓮の花というのは、そんなにも艶やかに咲き誇っていられるのだろう。朝早くに咲いて、昼には閉じてしまうとはいえ、午前中から日差しは尋常でない。
先日、葉山文化園(神奈川県葉山町)で催された夕涼みの会に招かれ、「蓮の実入りのおこわ」をいただいた。「蓮根(レンコン)」はもちろん食べたことはあるが、蓮の実は初体験。ドングリほどの白い実はホクホクとした食感のやさしい味だった。
調べてみると、蓮の古名「はちす」の由来とされる「蜂の巣」に似た形状の花托の中に詰まっている実は、タンパク質が豊富で滋養強壮の効果に優れるという。おこわは、来客の体調をおもんばかった心遣いのごちそうだったのだと今さら気付く。