親バカも甚だしいと揶揄(やゆ)する声も聞こえてきそうだが、息子の教育に関してヤン監督はメリハリをつけているつもりだ。その1つが世界各地で開催される映画祭で華やかなレッドカーペットを絶対に歩かせないというものだった。「まだ年端のいかない子供のうちに名声を手にしてしまうと、内面の成長に大きなダメージを与えるだけでしょう。子供は自分が特別な人物だと勘違いしてしまうのです。息子の人生のピークにこの映画の成功が来て、あとは下り坂…とはなってほしくなかった」。もっとも、今回の来日はオンジェイにとって初めてのプロモーション活動となったが、帰国前日に江ノ島旅行を組み入れるなど家族旅行の色彩を多分に帯びたものでもあった。
オンジェイの将来の夢は? 「ミュージシャンになりたいです。レゲエが大好きなんです。俳優としてスポットライトを浴びて注目されることなど、何とも思っていません」。とりあえず、父の次作に出演したオンジェイだが、心配には及ばないようだ。22日から東京・新宿武蔵野館ほかで全国順次公開。(高橋天地(たかくに)、写真も/SANKEI EXPRESS)