大学設置・学校法人審議会は27日、東日本大震災からの復興支援策として東北地方の1大学に限る医学部新設について、東北薬科大(仙台市)の申請を認めるよう下村博文文部科学相(61)に答申した。東北薬科大は2016年4月、東北医科薬科大に名称を変更して医学部を新設する。医学部新設は1979年の琉球大以来、37年ぶりとなる。
設置審は公私立大45校の学部や学科、大学院の新設なども認めた。
設置審は東北薬科大の留意事項として、地域への医師定着や震災復興など、医学部を新設することになった経緯や趣旨が損なわれないことを挙げ、付属病院の医師確保や施設設備の早期増強を求めた。設置審の佐藤東洋士分科会長は「社会の大きな期待に応えるためには、関係機関との連携を深めることが不可欠」と報告。文科省には、指導や助言をするよう求めた。
医学部新設には「地域医療の現場から教員になる人材が引き抜かれる」などと、東北各県の医師会などが反発している。