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震災復興支援 医学部37年ぶり新設 文科省認可 東北薬科大に (3/4ページ)

2015.8.28 08:00

東北地方に医学部が新設されるが、地域への医師定着や震災復興などの課題をクリアできるかも注目される=2014年9月25日、岩手県上閉伊郡大槌町(小野淳一撮影)

東北地方に医学部が新設されるが、地域への医師定着や震災復興などの課題をクリアできるかも注目される=2014年9月25日、岩手県上閉伊郡大槌町(小野淳一撮影)【拡大】

  • 医学部新設を認める答申をめぐり、記者会見する東北薬科大の高柳元明(たかやなぎ・もとあき)学長=2015年8月27日午後、宮城県仙台市

 関係者、公然と反対論

 「東北の医療過疎の現状を踏まえ、東日本大震災からの復旧復興の核となりたい」。東北薬科大の高柳元明(たかやなぎ・もとあき)学長は27日の記者会見で意気込んだ。「超高齢化社会での地域医療に資することが新しい医学部の使命だ。学生が東北に定着し、地域医療や災害医療に貢献できるようにする」

 新医学部は、被災地でしか学べないカリキュラムや、仮設住宅での健康対策の講義を予定。東北各県の病院と連携して実習を行い、卒業後の勤務地を東北地方に限定する奨学金制度を設けて、首都圏などへの医師の流出を防ぐとしている。

 しかし、新医学部への理解を得ようと東北6県の医療関係者を集めた会議では、「新たな医師偏在を生む」といった厳しい意見が続出。昨年10月から7回にわたり会合を開き、学部新設への反対論が公然と飛び交い、大学側と医療関係者の溝は埋まることはなかった。

 宮城県医師会の嘉数研二(かかず・けんじ)会長は「宮城は東北の中では医師が多い。他の県の医療事情に留意すべきだ」と強調する。

現場「引き抜きは困る」

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