男子400メートルリレー予選でバトンパスをミスする第3走者の長田拓也(右)とアンカー・谷口耕太郎=2015年8月29日、中国・首都北京市の国家体育場(共同)【拡大】
7年前の快挙の再現はならなかった。男子400メートルリレーの日本は2008年北京五輪で銅メダルに輝いたスタジアムで、バトンパスのミスが出て決勝進出を逃した。アンカーの谷口は「僕の区間でいい形で渡らなかった。悔しい」と言葉を絞り出した。
高瀬慧(けい、富士通)が200メートル準決勝で右太もも裏を痛め、控えの長田が急遽(きゅうきょ)第3走者に入った。直前の合宿でも試したことのない走順で、谷口はスタートを切るタイミングが早過ぎた。長田が「待って」と叫んで辛うじてバトンをつないだものの、減速したことでロスが出た。自動的に決勝に進んだ3着ドイツとは0秒03差。00年以降の五輪、世界選手権で決勝に進めなかったのは11年大邱大会だけ。今回はメダルの期待もあっただけに痛恨の結果だ。
予選のアンカーは世界リレー大会3位メンバーの谷口を起用して安全策を取り、決勝で16歳のサニブラウン・ハキーム(東京・城西高)の爆発力に懸ける案もあった。思惑は崩れ、藤光は「少し準備が足りなかったのかな」と寂しげだった。(共同/SANKEI EXPRESS)