粘りの末、女子マラソン7位でゴールする伊藤舞=2015年8月30日、中国・首都北京市の国家体育場(共同)【拡大】
2011年大邱大会は日本勢最低の22位だった。周囲のペース変動でリズムを崩し、30キロ付近で脱落した。その反省から「(自分の)ペースに集中して最後まで走ろう」と意識していた。33キロすぎに仕掛けた海外勢を無理に追わず、35キロ付近で3人の7位争いから抜け出した。「これでいけなかったら、力がなかったということ」と腕を強く振って押し切った。
京産大からデンソーに入ったが結果が出ず、陸上部を退部して浪人生活も経験した。体のバランスが悪く、筋力強化や3点倒立などで矯正する努力も重ねてきた。指導する大塚製薬の河野監督は「素直、実直。派手さはないけど(毎年)同じレベルで伸びている」と着実な成長をたたえた。マラソン未勝利ながら念願のリオデジャネイロ行きを決めた。31歳の伊藤は「地道にこつこつやってきた。しっかり準備をして、力を発揮したい」と目を輝かせた。(共同/SANKEI EXPRESS)