2016年度予算編成に向け、農水省の担当者(右側)から概算要求データを受け取り、確認作業をする財務省の担当者=2015年8月31日午後、財務省(共同)【拡大】
防衛省も、15年度当初予算比2.2%増の5兆911億円と過去最大だった。海洋進出を強める中国を念頭に、離島の防衛に力を入れる。
総務省は地方交付税を含めて1.0%増の16兆4983億円を要望。インフラの老朽化対策などを求めた国土交通省は15.4%増の6兆6791億円だった。
特別枠への要求は、上限の約3兆9000億円近くに積み上がり、政権が掲げる地方創生に絡めた事業が目立った。内閣府などは特別枠を活用し、人口減少対策に取り組む自治体向けに1080億円の新型交付金を創設した。
特別会計に計上する、東日本大震災の復興予算の要求額は、22.8%減の3兆174億円だった。
≪女性や若者後押し マイナンバー準備着々≫
各省庁は2016年度予算要求・税制改正要望で、子育てや一人親家庭、安定して働く場を持てない人の支援策に力を入れた。実現は今後の検討によるが、関わりの深い女性や若い世代にとって後押しになる。マイナンバー制度の予算面からの準備も着々と進む。