2016年度予算編成に向け、農水省の担当者(右側)から概算要求データを受け取り、確認作業をする財務省の担当者=2015年8月31日午後、財務省(共同)【拡大】
マタハラ撲滅へ
子育て分野で厚生労働省は待機児童の解消を目指し、900億円超を投じて約7万人分の受け入れを増やすとした。ベビーシッター代を所得から差し引く減税も議論され、収入のために働くと支出も増える現状に光が差す。一人親の子供にボランティアが勉強を教える拠点が増え、親は資格取得の補助を受けられるようになる。
妊娠や出産で不当な扱いを受けるマタニティーハラスメントをなくそうと、政府は各地で企業向けの説明会を開く。大学・高校卒業後3年以内の人を正社員として1年以上雇った企業向けに助成制度ができ、新卒時の就職に苦しんだ人に朗報となるかもしれない。
医療費は抑制
医療では患者が飲んだ薬をきちんと把握し、別の病院からの処方が重なるのを防ぐ「かかりつけ薬局」を増やす事業を進める。
一般用医薬品(市販薬)を年1万円超買った場合、所得税を軽くすることも検討される。家計は楽になりそうだが、軽い症状での受診を減らして公的支出の伸びを抑える狙いもある。