9月4日、トルコで開かれた20カ国・地域(G20)の会議で写真に納まる出席者=2015年(ロイター)【拡大】
マネー逆流警戒
一方、新興国はG20の会合で、米国の早期利上げを牽制した。経済が好調な米国は、連邦準備制度理事会(FRB)が年内にも利上げに踏み切る構えだ。新興国は自国に流れ込んだ投資マネーが逆流すると警戒、中国は米国の利上げ方針が世界市場の混乱を招いたと主張している。
新興国には2013年の「バーナンキ・ショック」の記憶が鮮明だ。FRBのバーナンキ議長(当時)が量的金融緩和政策の縮小を示唆し、新興国の通貨が急落、世界市場が大混乱した。
米国内でも「近い将来の利上げは重大な誤りになる」(サマーズ元財務長官)と警鐘を鳴らす声がある。FRBの判断材料として注目された8月の米雇用統計は、強弱が入り交じり、評価が難しい内容だった。