サイトマップ RSS

【東芝赤字378億円】東芝、半導体頼み 重要事業軒並み弱体化 (1/4ページ)

2015.9.8 08:30

報道陣に囲まれる東芝の室町正志社長=2015年9月7日、東京・浜松町の東芝本社(長尾みなみ撮影)

報道陣に囲まれる東芝の室町正志社長=2015年9月7日、東京・浜松町の東芝本社(長尾みなみ撮影)【拡大】

 東芝が7日発表した2015年3月期連結決算の最終損益は378億円の赤字に転落した。社会インフラ事業以外は、前期比で減益となるなど収益体制の弱体化が浮き彫りになった。室町正志会長兼社長は7日の記者会見で、「大胆な構造改革」の実施を強調したが、柱となる新たな事業の確立が急務になりそうだ。

 現在の収益の要は、スマートフォンのデータ保存に使う「NAND型フラッシュメモリー」などを手掛ける半導体事業だ。15年3月期のこの事業の営業損益は2166億円の黒字を計上した。

 半導体事業への依存度を減らすことが、東芝の長年の課題だったが、収益源の柱の多様化は難航。エネルギーや医療関連事業の拡大に期待していたが、東京電力福島第1原発事故などの影響で今後の行方は不透明だ。

 抜本対策見えず

 白物家電を扱うライフスタイル事業の営業損益は1097億円の赤字を計上。改革は待ったなしだ。テレビ事業は海外の事業見直しなど改革を進めるが、パソコン事業も悪化しており、抜本的な対策は見えないままだ。

米テキサス州の原発の新設計画の遅れ

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ