「アトリエメイド」の中央に位置するのは、フランスで自ら取り寄せた1930年代のワードローブ。英国の軍人や外交官などが赴任する際に実際に帯同したもので、スーツやネクタイ、小物までコーディネート一式をそろえて収納できる造りとなっており、同じサービスを提供したいという思いが反映されている=2015年9月3日、東京都中央区銀座の松屋銀座(野村成次撮影)【拡大】
小物も充実
また職人が作る革製品を紹介する「レザークラフトマン」のコーナーもオープン。縫製の実演もある。珍しいのが国産の豚革で、柔らかく丈夫で何より軽いのが特徴。ほか馬や牛なども含めた色とりどりの革やステッチの糸を選び、財布や名刺入れといった小物をカラーオーダーできる。期間は3カ月ほど。
大事な人へのプレゼントに、自分へのご褒美に。女性客の注文ももちろん歓迎だ。
小物では万年筆やリーディンググラス(老眼鏡)も用意。全身のコーディネートでのアクセントとなるよう意識した色づかいの商品がセレクトされている。
改装は5階の旧メンズフロアの75%と、ほぼ全面リニューアル。売上高で前年比20%増を狙う。「10年、20年と長く付き合っていける“ホンモノ”の価値と魅力を多くの人に知ってもらいたい」と宮崎さんは話している。(文:藤沢志穂子/撮影:野村成次/SANKEI EXPRESS)
■みやざき・しゅんいち 1989年松屋入社、96年より紳士服バイヤー。独学でイタリア語を習得し、欧州での生地買い付けのほか、国内外で仕立て職人や縫製工場、生地メーカーと共同開発したオリジナル商品が人気を集めている。著書に「成功している男の服選びの秘訣40」(講談社)ほか。北海道出身。
※価格はすべて税別です。