採択予定のSDGsは目標数を17に増やし、それに関連する169のターゲットで構成される。大きな特徴としては、MDGsで未達成であった目標も含め、「誰も取り残さない」ことを掲げた。さらに野心的な目標を含んでいること、開発系の目標と環境系の目標を統合していること、途上国だけでなく先進国も対象としたことなどが挙げられる。
これまで、私たちWVJ(ワールド・ビジョン・ジャパン)は、次の15年間で世界が目指すべき目標の中心に子供たちが据えられることを目指し、他国のWV(ワールド・ビジョン)と協力しながら、積極的に市民社会や政府・国連機関へ働きかけをしてきた。
≪途上・先進国隔てなく「命」守るため努力≫
特に、MDGsからの残された課題である、予防可能な乳幼児死亡率の削減、栄養不良の改善、子供に対するあらゆる形態の暴力の撤廃などに関する目標がSDGsのゴールの中に採択されるよう、日本政府や国際機関などに訴え続けてきた。