今回採択されるSDGsには、これまでWVが訴えてきた事項が明確に組み込まれており、個人的にも大変うれしく感じている。しかしながら、SDGsの目標は採択されて終わりではなく、これからは、目標設定以上に重要となる。私たちの周辺で起こっている国内の課題と、SDGsの目標とを結び付けて、いかにより良い世界に向かっていくか、という「実施」に関する議論を行い、それを実現に導く必要がある。
SDGsの達成期限となる2030年には、今年6歳になるわが子はすでに成人している。大人になったわが子が見る世界は、どのような世界になっているのだろう。SDGsで掲げている目標が達成された世界がその瞳に映っていることを心から願い、これからも日々の仕事に取り組んでいきたい。(ワールド・ビジョン・ジャパン 柴田哲子(のりこ)/撮影:ワールド・ビジョン・ジャパン/SANKEI EXPRESS)