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国連で「持続可能な開発目標」採択へ 子供たちが元気に育つように (3/5ページ)

2015.9.10 10:00

定期的な身体測定を実践し、栄養不良の子供が10年前に比べて16%も減った=2015年5月7日、ベトナム(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)

定期的な身体測定を実践し、栄養不良の子供が10年前に比べて16%も減った=2015年5月7日、ベトナム(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)【拡大】

  • ブルンジの子供たち。「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable_Development_Goals)」は、世界の子供たちが元気に育つための目標だ=2015年6月26日、ブルンジ・ガゾーヴ(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • ネパール大震災後に生まれたケビン君(生後1カ月)。お母さんは「病気が広がるモンスーンの季節が心配」と語る=2015年5月29日、ネパール(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • ラオスの子供たち。子供の笑顔は、世界の宝だ=2014年3月12日、ラオス(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • NGO「ワールド・ビジョン」の施設で豆乳を飲むようになり栄養状態が良くなった子供たち。手に持っているのは、豆乳の搾りかす=2015年4月18日、ブルンジ(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • 「子供の命を救いたい」という日本の皆さまからの声と、ワールド・ビジョンの政策提言書を、国連総会に臨む日本の政府代表に届けた=2014年9月19日(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • ワールド・ビジョン・ジャパンの柴田哲子(のりこ)さん(中央)=2014年4月23日(提供写真)
  • ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)__キリスト教精神に基づいて開発援助、緊急人道支援、アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際NGO。子供たちとその家族、そして彼らが暮らす地域社会とともに、貧困と不公正を克服する活動を行っている。http://www.worldvision.jp/

 また、今年6月には、「MDGsから『ポスト2015開発アジェンダ』へ~救えるはずの子どもの命を、すべて救うために~」と題した国際シンポジウムを開催。日本政府・学術機関・国際機関などからゲストを招き、乳幼児死亡率の削減に向けた各界の取り組みとその成果を振り返り、残された課題に今後15年でいかに取り組むべきかを議論した。

 SDGsの大きな特徴の一つは、ユニバーサルであること、すなわち途上国だけでなく先進国もその達成に向けて努力することが求められるところにある。

 近年日本でも、子供の貧困、経済格差などが、私たちの身近なところで起きている問題として注目を浴びている。そのような観点からSDGsの17の目標を改めて見てみると、「あらゆる形態の貧困を終わらせる」「飢餓を終わらせ」「すべての人々の健康的な生活を確保」「包括的かつ公平な質の高い教育を提供」など日本の有する諸課題と密接に関連する目標が多く含まれる。

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