また、今年6月には、「MDGsから『ポスト2015開発アジェンダ』へ~救えるはずの子どもの命を、すべて救うために~」と題した国際シンポジウムを開催。日本政府・学術機関・国際機関などからゲストを招き、乳幼児死亡率の削減に向けた各界の取り組みとその成果を振り返り、残された課題に今後15年でいかに取り組むべきかを議論した。
SDGsの大きな特徴の一つは、ユニバーサルであること、すなわち途上国だけでなく先進国もその達成に向けて努力することが求められるところにある。
近年日本でも、子供の貧困、経済格差などが、私たちの身近なところで起きている問題として注目を浴びている。そのような観点からSDGsの17の目標を改めて見てみると、「あらゆる形態の貧困を終わらせる」「飢餓を終わらせ」「すべての人々の健康的な生活を確保」「包括的かつ公平な質の高い教育を提供」など日本の有する諸課題と密接に関連する目標が多く含まれる。