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【勿忘草】戦争の記憶 (1/2ページ)

2015.9.10 08:30

舞台「南の島に雪が降る」(西川信廣演出)。8月6日公演(小林万里さん撮影、提供写真)

舞台「南の島に雪が降る」(西川信廣演出)。8月6日公演(小林万里さん撮影、提供写真)【拡大】

  • 加東大介を演じる柳家花緑(やなぎや・かろく)さん(右)と妻の京町みち代とオランダ人女性リリィの2役を演じる大和悠河(やまと・ゆうが)さん=2015年7月20日、東京都江東区(小野淳一撮影)

 終戦の日から70年目の夏が終わろうとしている。区切りの年ということで、紙面でもさまざまな特集が組まれたが、戦争体験者の話を直接聞ける“リミット”が近づいていることもあり、今回記録された多くの証言は貴重なものだ。

 次世代に戦争を伝えていく手段の一つとして演劇がある。この夏、観劇した2本の作品は戦争を考えさせるものだった。

 一つは俳優、加東大介さんの同名手記を舞台化した「南の島に雪が降る」。大戦末期、激しい戦闘が繰り広げられたニューギニアのマノクワリで、軍の命令で加東さんを中心に結成された演芸分隊の活動を描いた作品。これまでもドラマや映画、舞台になっている名作を、中日劇場が戦後70年特別企画として上演した。座長を務めた柳家花緑さんが「笑うことはエネルギー。戦時下においても、今でも変わらず生きる力につながる」と言った通り、上演中、終始大笑いしながら人間の普遍性を垣間見たような気がした。

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