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第27回世界文化賞に横尾忠則氏ら5氏 対象は森羅万象 通底する独自の死生観 (1/3ページ)

2015.9.11 09:00

東京・成城のアトリエで自作について語る横尾忠則氏=2015年4月30日、東京都世田谷区(大西正純撮影)

東京・成城のアトリエで自作について語る横尾忠則氏=2015年4月30日、東京都世田谷区(大西正純撮影)【拡大】

 世界の優れた芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・公益財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の第27回受賞者が決まり、10日、高松宮殿下記念世界文化賞国際顧問の中曽根康弘元首相(アジア委員会委員長)が東京・内幸町の日本プレスセンターで記者会見を行い、発表した。

 今回の受賞者は、絵画部門=横尾忠則(79)〈日本〉▽彫刻部門=ヴォルフガング・ライプ(65)〈ドイツ〉▽建築部門=ドミニク・ペロー(62)〈フランス〉▽音楽部門=内田光子(66)〈イギリス〉▽演劇・映像部門=シルヴィ・ギエム(50)〈フランス〉-の5部門5氏。受賞者はこれで計139人になる。

 次代を担う若手芸術家を育成する「若手芸術家奨励制度」の第19回対象団体には、ミャンマーの「ヤンゴン映画学校」(本部・ベルリン)が選ばれた。

 発表はニューヨーク、パリなど海外5都市でも実施。東京の会見には横尾氏が駆けつけ、「日ごろから尊敬している世界のアーティストと同じ賞をいただき、大変驚いている。感謝します」と喜びを語った。ベルリンでの発表にはライプ氏が出席。席上、日本美術協会の日枝久会長から「ヤンゴン映画学校」の代表に表彰状と奨励金500万円が贈られた。授賞式典は10月21日、東京・元赤坂の明治記念館で行われる。

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