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【世界文化賞】彫刻 ヴォルフガング・ライプ 「生命とは何か」問い続ける (1/2ページ)

2015.9.11 09:30

独ビベラッハの「パビリオン」と呼ぶ展示室で、「花粉の山」づくりに没頭するヴォルフガング・ライプ=2015年5月14日、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州(大西正純撮影)

独ビベラッハの「パビリオン」と呼ぶ展示室で、「花粉の山」づくりに没頭するヴォルフガング・ライプ=2015年5月14日、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州(大西正純撮影)【拡大】

 高松宮殿下記念世界文化賞の第27回受賞者が発表された。それぞれの分野で芸術表現を追求し、文化の発展に貢献してきた受賞者たちの経歴と業績を紹介する。(敬称略)

 □ヴォルフガング・ライプ(65、ドイツ) Wolfgang Laib

 表面をシャーレ状に削った白い大理石板に牛乳を満たす-。1975年に発表した「ミルクストーン」は、「生命とは何か」という人類普遍のテーマへの答えを含んだ鮮烈な作品。世界の注目を浴びた。

 両親がインドの芸術と文化に興味を持っていたため、子供のころに一家でインドに住んだ。「そこで、すさまじい貧困を目にし、両親は南インドの村の支援を始めました」。この経験が後の自身の人生に少なからず影響を与えたという。

 18歳から大学で医学を学んだが、「現代医学は主に人間の身体についての自然科学。しかし、人生において大事なのは肉体だけではないと思いました」。医学に不満を感じ、生や死、精神の問題も含めた生命の神髄を求め、24歳のときに芸術家へ転身した。

<牛乳> 生命を育むものの象徴で、放置すると腐る

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