水が引き始め、常総市役所の孤立状態は解消。同じく孤立し、約90人の入院患者が一時取り残されていた「水海道さくら病院」(常総市水海道森下町)では全員が救出された。
安倍晋三首相は12日、常総市などを視察した。市内の避難所では被災者らを激励し、記者団に「被災者の生活再建の支援を行いたい」と強調した。
≪常総市、決壊地区に避難指示出さず≫
関東・東北水害で、大規模な被害が出た茨城県常総市(じょうそうし)が、鬼怒川の堤防が決壊した三坂町の8地区のうち、上三坂地区など6地区の約350世帯の住民に対し、決壊前に「避難指示」や「避難勧告」などの避難に関する情報を出していなかったことが12日、市への取材で分かった。
常総市で堤防が決壊したのは、10日午後0時50分ごろ。市はその後に、鬼怒川東側の全地区に避難指示を出したが、決壊箇所に最も近い上三坂地区などには濁流が流れ込んだ後で、多くの住民が取り残された。市の避難指示が遅れたことで、被害が拡大した可能性もある。