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【東日本豪雨】「何もできない」 ライフライン途絶 (1/4ページ)

2015.9.13 08:00

決壊した鬼怒川(きぬがわ)の堤防付近の集落では、多くの家屋が倒壊した=2015年9月12日、茨城県常総市(鈴木健児撮影)

決壊した鬼怒川(きぬがわ)の堤防付近の集落では、多くの家屋が倒壊した=2015年9月12日、茨城県常総市(鈴木健児撮影)【拡大】

  • 床上浸水した住宅から家具を運び出す地元の高校生=2015年9月12日、茨城県常総市(共同)

 鬼怒川(きぬがわ)の堤防決壊から2日が経過した茨城県常総市(じょうそうし)では、水が引いた地域で、大きな被害を受けた家屋に途方に暮れながらも、少しずつ片づけを始める住民の姿がみられ、ボランティアも現地に入り始めた。ただ、電気や水道などライフラインは断たれたままで復旧のめどは見通せない。自宅の片付けや修復もままならず、住民からは「一刻も早い復旧を」との声が上がっている。

 「感電恐れあえて停電」

 常総市によると、11日深夜の時点でも鬼怒川東岸のほぼ全域で電気や水道の供給が停止。市役所では発電機が設置され、住民らが携帯電話などを充電した。市幹部は「浄水場の水没で断水となったうえ、東京電力からは、切れた送電線が水につかって感電する恐れがあり、あえて停電にしていると聞いている」と説明した。

 市立水海道小学校の避難者によると、10日昼すぎには学校の給水タンクも尽き、プールから水をくんでトイレなどに活用。市役所西側にある「市民の広場」に設置された井戸では、顔を洗ったり水を運んだりする人の姿が絶えなかった。「水浸しのところから来たので、全身べたべただ」と話し、水を浴びる男性も。

家の中の泥そのまま

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