照ノ富士が小手投げで妙義龍(みょうぎりゅう、右)を下す=2015年9月20日、東京都墨田区・両国国技館(共同)【拡大】
当たってすぐに妙義龍得意のもろ差しを許す。それでも動じず、両腕で抱えて自ら攻めた。左に振ったり、きめて出たり。最後は力任せの左小手投げで勝負を決めた。組み止めて相手の動きを止めさえすれば、盤石だ。
スケールの大きな取り口でただ一人無敗で走る照ノ富士の相撲を土俵下で見た藤島審判長(元大関武双山)は「普通の力士は負けることが怖いものだが、落ち着き払っている」とうなった。
今場所は立ち合いからの自然な流れを重視しているという。「先場所は右を差すことばかり意識して負けた部分がある」と本人が解説。切り替えて、すぐに結果に結びつけられるのはたしかな地力が備わっているからだろう。
後半戦はこの男を止める力士が現れるかどうかが焦点になりそうだ。(藤原翔/SANKEI EXPRESS)