人民元の価値は維持
他方、国内の資本不足は海外からの投資で補える。そのためには、活気ある国内需要に加え、通貨安や低賃金による競争力の優位が欠かせない。あるいは不動産や株式などの金融資産市場が投資家を引きつける必要がある。中国は1970年代末からの改革開放路線で外資を呼び込んで高度成長軌道に乗った。2008年9月のリーマンショック後は不動産開発ブームを党が演出し海外からの資金を引き寄せた。だが、不動産バブル崩壊とともにこの成長方式は無効になった。昨年後半からは党が、政府・中央銀行、国有企業、メディアを総動員して株価を釣り上げたが、バブルとなって崩壊した。それでも、ドルとの交換レートを当局が管理し一定の幅に固定する人民元の価値は維持され、預金となって滞留する。それが、爆買いの源泉になっている。