鶴竜(かくりゅう、左)は押し出しで妙義龍(みょうぎりゅう)に敗れる=2015年9月22日、東京都墨田区・両国国技館(共同)【拡大】
大相撲秋場所は10日目の22日、両国国技館で行われ、大関照ノ富士は善戦の玉鷲(たまわし)を左上手投げで退け、10戦全勝で単独首位を守った。横綱鶴竜(かくりゅう)は軍配差し違えの際どい相撲で関脇妙義龍(みょうぎりゅう)に押し出され、痛い2敗目を喫した。1敗は平幕の勢(いきおい)だけとなった。妙義龍は6勝目。
結びの一番。物言いが付いた末、軍配差し違えで白星を手にしたのは妙義龍だった。厳しい自己採点をする男が「100%出せた。最後は執念」とこの日ばかりは胸を張った。攻め抜く取り口で1敗の横綱鶴竜を破る番狂わせを起こした。
左からおっつけ、鶴竜の右差しを封じた。まともに引いた相手に対して腰を低く落とし前進。押し出した鶴竜の左足が先に土俵の外へ出た。「結び独特の雰囲気と緊張感の中で、パフォーマンスを発揮できるように稽古してますから」。大一番の重圧をはねのけた。