ホワイトハウスで共同記者会見に臨むバラク・オバマ米大統領(右)と中国の習金平国家主席=2015年9月25日、米国・首都ワシントン(ロイター)【拡大】
「米国の7分の1で、世界の80位前後」。習氏は22日のシアトルでの演説で、中国の1人当たり国民総所得(GNI)の低さを紹介して、中国がなお発展途上国であることをアピール。中国が「世界のリーダーに挑戦するという米国の誤解」(中国政府系シンクタンク)の払拭に力を入れた。
だが、その習氏は半月ほど前の3日、北京の天安門広場で最新兵器を披露した大規模な軍事パレードを誇らしげに見守っていた。10年を除き約四半世紀にわたり2桁の伸び率を示す軍事費は日本の防衛関係費の約3.4倍。トップに就任した12年以降「海洋強国の建設」を掲げ、海洋進出の動きを加速させてきた。
「アジアの安全はアジア人民が守らなければならない」。習氏は14年5月に上海での国際会議でこう述べ、アジア地域での米国排除の目標を表明。南シナ海での岩礁埋め立ては日本を含めた各国のシーレーン(海上交通路)ににらみを利かせるためとの指摘が上がる。
中国人研究者は「(習指導部は)人権問題やアジア太平洋地域での利益について、米国の干渉を受けたくないとの意思を明確に持っている」と指摘した。(共同/SANKEI EXPRESS)