「うちでは横のつながりを大事にしている。一人では製品を作り上げることができないからだ。みんなが協力しないと、いいものは生まれない」と、牛窓さん。このため、新入社員はまずすべての部門を回り、他部門の仕事の内容や大変さを知ってもらうようにしているという。
人材の登用や昇給などの人事制度では、社員が納得できるよう、独自の「資格制度」を設けている。資格取得の評価制度についても、社員の意見を取り入れて時代に合ったものに変えてきた。
現在の最大の経営課題は、人材の確保。「たくさんの受注を抱えているが、すべて生産するだけの人数がいない。とにかく、人材が欲しい」と訴える。40、50代のベテラン層の人材不足も深刻で、一人でも多くの新入社員を採用し、人材を育成していくしかないという。
牛窓さんは、今の大学生にこうエールを送る。
「とにかく高い目標を持ってほしい。目標を高く高く設定し、目標に向かって努力してほしい。既成概念にとらわれず、柔軟な発想を持ち、物事をいろんな角度から見られる人材が貴重だ。そんな人材になってほしい」
SKKでは、そんな牛窓さんの思いを込めて、新入社員の育成に力を入れている。(今週のリポーター:慶応大学2年 学生有志記者 島村成/SANKEI EXPRESS)