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高知で輝く「スター企業」(9-2) 金属産業の裾支え ニッチ追求し存在感 (1/2ページ)

2015.9.28 14:00

「ニッチな産業であることに誇りを感じる」と語る宇治電化学工業の管理部次長、川村進一さん=2015(平成27)年、高知県高知市(高知工業高等専門学校機械工学科4年、芝岡優衣撮影)

「ニッチな産業であることに誇りを感じる」と語る宇治電化学工業の管理部次長、川村進一さん=2015(平成27)年、高知県高知市(高知工業高等専門学校機械工学科4年、芝岡優衣撮影)【拡大】

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 【Campus新聞】

 □研磨材開発・製造 宇治電化学工業

 金属製品や部品は何らかの表面処理がされている。その処理に使用される「研磨材」を開発・製造しているのが、宇治電化学工業(高知市)だ。「研磨材というのは金属を加工するのに欠かせない存在で、金属製品や部品を扱う産業の裾を支えている」と、管理部次長の川村進一さん(47)は胸を張る。

 研磨材はシャンプーやリンス、洗剤と同じように、使った後はなくなってしまうが、なくてはならないものだ。宇治電化学が開発した「TOSA EMERY」という研磨材は、他にはない弾力性を持ち、メッキをしたかのような光沢を出すのに優れている。メッキしているわけでもないのにピカピカに輝く水道の蛇口やスプーン、フォークの光沢は、この研磨材によって生み出されているという。

 「製品や市場自体がニッチな産業であることに誇りを持っている」。他社が魅力を感じることはないような規模の小さい市場で、他社がやりたがらないこと、宇治電化学にしかできないことを追求することで存在感を発揮してきた。

「人が多い東京の方が商売はしやすいが、『偽物』は地方で生き残っていけない」

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