死力を尽くした9月19日の南アフリカとの一戦。日本などのハードな日程編成に批判の声が出ている=2015年、英イースト・サセックス州ブライトン(山田俊介撮影)【拡大】
個人最多トライ数の世界記録保持者だった元オーストラリア代表のデービッド・キャンピージ氏は「前半の日本は南アフリカ戦のアドレナリンで走っていたが、後半は(今大会)初戦のスコットランド相手に完全に失速した」と指摘した。
過密日程の影響は、体力面だけではない。2003年大会など過去のW杯で中3日を経験した元日本代表の元木由記雄氏は「移動もあるし、相手の研究を落とし込む時間も少ない。コンディション調整や相手への対策という面では不利。試合間隔は、1週間は空いている方がいい」と話す。リーチ・マイケル主将は「スコットランド戦は(対策に費やす)時間が少なく、思い通り準備ができなかった」と漏らした。
W杯は第4回に出場16チームから20チームに拡大し、第5回から各組5チームで争う方式になった。全チームが1試合を終えるためには、どこかが2試合をしなければならず、日程消化にむらが出るのは避けられない。不公平との指摘はこれまでも繰り返され、前回W杯で中3日を強いられたサモア代表の選手が「奴隷制度やアパルトヘイト(人種隔離)政策のようだ」と非難する事態も起きた。