≪収入面よりIOCへの配慮≫
組織委は今年5月、選定にあたっての主要原則に(1)若者へのアピール(2)国内の盛り上がり-を掲げた。
今回決定した5競技のうち、スケートボードとスポーツクライミング、サーフィンは前者、野球・ソフトボールと空手は後者に合致する。両原則のバランスを取った選考と言えなくもない。
もっとも、「5競技は多いのではないか」との声も聞かれる。競技が増えれば会場が増え、運営コストはかさむ。日程調整も複雑になる。そうでなくても大会運営費の高騰が懸念されており、実際に新国立競技場は建設計画見直しを余儀なくされた。組織委の負担が増すことは間違いない。
「若者へのアピール」はそもそも、IOCが強く意識する部分だ。若者のスポーツ離れを危惧し、冬季五輪でもスノーボードなど、娯楽性の高い競技の採用が増えている。関係者は「IOCが快く受け取ってもらえるものにしないといけない」と打ち明ける。