日歯連は13年参院選前に4500万円を石井後援会に、10年参院選前には5000万円を西村後援会に、それぞれ直接献金。迂回分との合計額はいずれも5000万円を超え、迂回献金疑惑が浮上し、特捜部が同法違反容疑で4月以降、関係先を家宅捜索していた。
日歯連をめぐっては04年、自民党旧橋本派への「1億円ヤミ献金」事件が発覚。自民党の政治資金団体「国民政治協会」を経由した迂回献金疑惑が浮上したが、立件は見送られた。
≪業界への利益誘導…組織内候補の当選に躍起≫
歴代トップ2人を含む幹部3人が30日、政治資金規正法違反容疑で逮捕される事態となった政治団体「日本歯科医師連盟」。「迂回(うかい)献金」が行われた2010、13年はいずれも参院選があり、資金は組織内候補の当選へ向けた支援に充てられていた。日歯連が“政治力”を求める背景には、組織内候補を国会に送り込むことで、業界への利益誘導を何としても実現させたいという思惑がある。