ある日歯連幹部は「参院選の比例代表はとにかくカネがかかる。全国の会員とその家族、患者に名前を覚えてもらわないといけない」と明かす。13年に擁立した石井みどり氏(66)=自民=の選挙では、ポスター代や遊説費用に約1億円がかかったという。
政権政党にすり寄る
利益誘導実現のためには、擁立議員の所属政党も時の政権に応じて変えた。07年参院選に石井氏を擁立後、民主党に政権が交代した後の10年参院選では同党の西村正美氏(51)を擁立。自民復権後の13年は石井氏を再び擁立した。
年間13億円に及ぶ豊富な予算を背景に有力政治家への献金も相当額に上る。13年、日歯連からの支出は、安倍晋三首相(61)や石破茂地方創生担当相(58)ら自民党を中心とした政治家の後援会や政治資金パーティーなど約500回にわたり、総額は3971万円に上った。(SANKEI EXPRESS)