竹を主食とするジャイアントパンダの糞(ふん)を調べ、その強力な消化メカニズムを解明し、植物などを原料とするバイオマス燃料の開発に役立てようという研究が、ベルギーの動物園で行われている。硬い竹の繊維を分解できるパンダの腸内微生物(酵素)を見つけ出すことができれば、これまで利用できなかった幅広い植物や有機廃棄物から、安価で大量生産が可能な次世代のバイオマス燃料を創出できると期待されている。燃料の主原料であるトウモロコシなどの穀物を大量使用し食料不足を招く問題の解決にもつながりそうだ。
ベルギー名門大チーム
ロイター通信や英紙デーリー・ミラーなどの欧米メディアが30日までに相次いで報じた。それによると、この研究に取り組んでいるのは、ベルギーの名門ゲント大学で生物や微生物を専門とするコニール・レイビー博士が率いるチーム。メンバーにはパンダの生息地である中国の研究者もいる。