研究対象は、首都ブリュッセル近郊にあるパイリ・ダイザ野生動物公園で飼育されているオスの「星徽(シンフイ)」と、メスの「好好(ハオハオ)」の6歳のつがい。昨年2月に、中国から15年間の約束で貸与された。ベルギーへのパンダの貸与は1987年以来で、大歓迎で迎えられた人気者だ。
1日に計約30キロもの竹を食べるという2頭の糞を採取し、詳しく分析する。レイビー博士は「われわれがパンダの糞を集めて調べる最大の理由は、竹のように頑強な植物を分解できる微生物がパンダの体内に生息しているからだ」と説明。新たな酵素を見つけ出し消化のメカニズムを解明できれば、他の植物に応用して、新たなバイオ燃料を作り出すことができる」と研究の意義を強調した。
パンダの消化メカニズムの研究は過去にも行われたが、腸内微生物に焦点を絞った研究は世界初という。