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驚異の消化力 バイオ燃料生む パンダ糞研究でメカニズム解明 (3/3ページ)

2015.10.1 00:00

ベルギーの首都ブリュッセル近郊にあるパイリ・ダイザ野生動物公園で竹を食べるジャイアントパンダのハオ・ハオ=2015年9月28日(ロイター)

ベルギーの首都ブリュッセル近郊にあるパイリ・ダイザ野生動物公園で竹を食べるジャイアントパンダのハオ・ハオ=2015年9月28日(ロイター)【拡大】

  • 研究のため採取されたパンダの糞のサンプル=2015年9月28日、ベルギー・ブリュージュレット(ロイター)

 廃棄物利用に応用

 バイオマス燃料は、主にトウモロコシや小麦、サトウキビといった穀物を分解・発酵させてアルコールを作り出して生成。ガソリンの代替燃料として使われている。石油などの化石燃料とは異なり、植物が原料のため、新たな二酸化炭素(CO2)を排出しないエコ燃料として注目されている。一方で、穀物を大量消費するため、食料の不足や高騰を招くと批判されており、食料にならない植物や有機廃棄物から低コストで大量に生産できる技術の開発が課題となっている。

 竹を分解できるパンダの驚異の消化力を応用すれば、これまで捨てるしかなかったトウモロコシの茎などを原料とした新たな燃料を創出し、課題を一気に解決できるわけだ。

 そもそも、パンダと竹の関係には謎が多い。もともと肉食動物だったパンダが、どうして竹を食べる草食動物に変わったのか分かっていない。しかも、パンダの強力な消化力をもってしても分解できるのは摂取量の2割程度とされ、なぜあえて消化しにくい竹を好んで食べるかも不思議だ。

 消化メカニズムの研究は、パンダ自体の謎めいた生態を解き明かすことにつながり、個体数を増やすなどパンダの保護にも役立つと期待されている。(SANKEI EXPRESS

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