爆撃を受けた国境なき医師団の病院=2015年10月3日、アフガニスタン北部クンドゥズ(国境なき医師団提供・共同)【拡大】
アフガニスタン北部クンドゥズにある緊急医療援助団体「国境なき医師団(MSF)」の病院が3日、米軍による誤爆とみられる攻撃を受けた事件で、MSFは4日までに、死者数はアフガン人職員や子供を含む患者ら少なくとも19人、負傷者数は37人に上ったと明らかにした。病院に日本人はいなかったという。
ロイター通信によると、アフガン大統領府は、駐留米軍トップのキャンベル司令官がガニ大統領に誤爆の詳細を説明し謝罪したと発表したが、その後、謝罪ではなく哀悼の意を示したとの内容に訂正。米軍は誤爆と認めていない。オバマ米大統領は声明で「悲劇的な事件」であり、国防総省が徹底的な原因調査を開始したとして「真相が究明されるだろう」と表明した。
MSFは4日、米軍など駐留外国軍に対し、爆撃に関する全ての情報を開示するよう求める声明を発表した。
MSFは誤爆を避けるため、事前に病院などの施設の正確な位置を米軍やアフガン政府軍に伝えていた。3日の空爆は、病院が爆撃を受けているとアフガンの首都カブールや米ワシントンの米軍に通報した後も30分以上続いたと非難した。死亡を確認したのはアフガン人職員12人と患者7人で、うち3人は子供だった。