食材、食べ方で工夫
この原則に従って、四季折々のおいしい食材を満喫することをお勧めします。
体重をコントロールしたいとき、秋の味覚のキノコを活用するのは有効です。キノコはカロリーがほとんどありません。よくかんで食べれば満腹中枢も刺激され、食事の最初に取れば、食べ過ぎを防ぐことができます。みそ汁の具材にも最適です。汁物はただでさえ、おなかが膨らみます。
サンマとサケもうまく食べ分けましょう。魚にはアスリートに大切なタンパク質がたくさん含まれています。青魚であるサンマはDHAも豊富で、子育て世代のお母さんたちにも人気の食材です。
しかし、脂身が多いサンマからタンパク質を30グラム摂取しようとすると、脂質も40グラム近く採ることになります。一方、サケの場合は、6グラムの脂質で済みます。その差は一目瞭然。体脂肪が増えないように食べ分けで工夫しましょう。
前回も書いたように夏野菜には、体を冷やす効果があるので、最初に食べて体温を下げて食欲を促すことを勧めました。これに対し、秋の野菜は、ほくほくとおいしいサトイモやサツマイモが代表的です。栄養学的には野菜といっても、炭水化物を多く含むごはんの仲間で、食べ過ぎには注意が必要です。