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ノーベル医学・生理学賞に大村智氏 寄生虫病 微生物から福音 (4/4ページ)

2015.10.6 07:30

ノーベル医学・生理学賞に決まり、記者会見する大村智(さとし)・北里大特別栄誉教授=2015年10月5日夜、東京都港区(共同)

ノーベル医学・生理学賞に決まり、記者会見する大村智(さとし)・北里大特別栄誉教授=2015年10月5日夜、東京都港区(共同)【拡大】

 発見化合物は500種類

 大村氏が微生物から発見した化合物は実に約500種類に及んでおり、うち約30種が実用化している。他の研究者から論文が最も多く引用されているのは、77年に別の放線菌から見つけた「スタウロスポリン」という化合物だ。

 タンパク質にリン酸を付ける酵素の働きを阻害する物質で、研究用の試薬として広く使われている。91年に発見したタンパク質分解酵素の働きを阻害する「ラクタシスチン」も試薬として実用化されるなど、医療や生命科学の発展に多大な貢献を重ねてきたことが栄誉につながった。(黒田悠希/SANKEI EXPRESS

 ■おおむら・さとし 1963年、東京理科大大学院修士課程修了。65年、北里研究所技師補。71年、米ウェスレーヤン大客員教授。75年、北里大薬学部教授。90年、北里研究所長。2007年、北里大名誉教授、女子美術大理事長。08年、北里研究所名誉理事長。13年、北里大特別栄誉教授。

 90年、日本学士院賞。97年、独ロベルト・コッホ賞。2007年、仏レジオン・ドヌール勲章。12年、文化功労者。14年、ガードナー国際保健賞。

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