星邦男さんが殺害されたバングラデシュ北部ランプルの現場付近に立つ治安当局者=2015年10月4日(AP)【拡大】
【国際情勢分析】
バングラデシュ北部ランプルで今月初め、現地在住の日本人男性、星邦男さん(66)=岩手県出身=が3人組の武装集団に銃撃され、殺害された。中東を中心に活動するイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の関連組織「イスラム国バングラデシュ」を名乗るグループが犯行声明を出したが、バングラデシュ政府は否定している。これまでにも日本人2人の殺害映像を公表している「イスラム国」の脅威は、バングラデシュにも拡大しているのだろうか。
政府は声明を否定
現地の警察によれば、星さんは今月3日、人力車の客席に乗って自宅から自分の畑に移動中に、前方からやってきた1台のバイクに乗った3人組の男に銃撃された。
1人暮らしの星さんは1年ほど前から付近にアパートを借りており、貧困層を支援する慈善事業の資金を集めるために土地を購入、牛の餌となる草を育てていた。バングラデシュには、以前から滞在していた。
現地メディアによれば、銃弾は胸などを貫通しており、犯人が至近距離で発砲したことを示している。また、星さんは事件の3カ月前にイスラム教徒になっていたとの報道もある。