星邦男さんが殺害されたバングラデシュ北部ランプルの現場付近に立つ治安当局者=2015年10月4日(AP)【拡大】
事件後、「イスラム国」の関連組織「イスラム国バングラデシュ」を名乗るグループがインターネット上に犯行声明を出し、イスラム諸国にいる外国人に対する、さらなる攻撃の可能性を示唆した。
しかし、声明について、バングラデシュのシェイク・ハシナ・ワゼド首相(68)は4日の記者会見で、「立証できず、受け入れられない」と述べ、「イスラム国」の犯行を否定した。政府幹部は、独立時の戦争犯罪を裁く特別法廷で野党イスラム協会幹部らに出された死刑判決に反発する動きとの関連を調べているとした。
2人逮捕、全容は不明
バングラデシュでは先月28日にもイタリア人男性が殺害され、同じ組織を名乗るグループが犯行声明を出した。ハシナ首相は2つの事件は同一犯による犯行との見方を示した。また、野党バングラデシュ民族主義党(BNP)とイスラム協会の関与を示唆した。「イスラム国」の組織が存在すれば、政権への信頼が揺らぎ、外国からの投資にも影響が出かねないため、こうした印象を打ち消したいとの思いがにじむ。