大量のゴミがあふれる処分所。分別はゴミの減量につながる=2011年10月3日、兵庫県淡路市(岡野祐己撮影)【拡大】
テレビドラマでしばしば描かれるように、警察は犯罪容疑者の家から出るゴミをチェックして、捜査に役立てるということを実際に行っている。これに対し、法曹関係者からはプライバシー権の侵害、権力の乱用に当たるとの批判が出ている。
今回のケースは、日常の市民生活レベルのことであり、「分別を守らない人がいるのは不公平」といった、ゴミ袋の開封を容認する意見が少なくない。マンションの自治会などでは資源ゴミを販売して夏祭りなどの費用にしているところもあり、自治会などがチェックを行うことは、自治体が一律にすべての住民を対象にして行う行為とは異なり、「部分社会の法理」として認められるという論理もある。
ゴミ袋開封は、プライバシー侵害だけで片づけられる問題ではない。大学の教え子にはゴミ収集のアルバイトをするものも少なくないが、彼らに聞くと、家庭ゴミの中には、爆発の危険のあるスプレー缶の化粧品類のほか、農薬とおぼしきものが混じっていたこともあるそうだ。