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【米大統領選】民主初討論、本命クリントン氏「分断克服」 経験豊富 不誠実イメージ解消が鍵 (1/5ページ)

2015.10.15 08:00

米民主党討論会で、バーニー・サンダース上院議員(左)の横で笑うヒラリー・クリントン前国務長官=2015年10月13日、米ネバダ州ラスベガス(AP)

米民主党討論会で、バーニー・サンダース上院議員(左)の横で笑うヒラリー・クリントン前国務長官=2015年10月13日、米ネバダ州ラスベガス(AP)【拡大】

 来年の米大統領選に向け、民主党の第1回候補者討論会が13日夜(日本時間14日午前)、西部ネバダ州ラスベガスで開かれた。本命と目されるクリントン前国務長官(67)は「分断を克服する」と誓い、米国初の女性大統領として経済格差や人種対立、同性愛者への偏見と闘う決意を強調した。他候補の追及に窮する場面はなく、まずは無難なスタートを切った。

 2期8年で退任するオバマ大統領の後継を争う民主党の論戦は、クリントン氏にサンダース上院議員(74)ら4候補が食い下がる展開。共和党は既に2回の討論会を開いており、両党で指名争いが本格化した。候補が乱立する共和党は、過激な言動が目立つ実業家のトランプ氏(69)が支持率首位を維持している。

 市民約1300人が見守る会場で、指名獲得を目指す5人が横一列に並んだ。中央のクリントン氏は、女性大統領が誕生すれば「かなりの変革だ」と自らの夢に言及。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)については「中間層の市民の目を見て、TPPによって『賃金が上がる』と言いたいが言えない」とし、支持できないとの考えを示した。

支持率2位のバーニー・サンダース氏 民主社会主義者を自称

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