米民主党討論会で、バーニー・サンダース上院議員(左)の横で笑うヒラリー・クリントン前国務長官=2015年10月13日、米ネバダ州ラスベガス(AP)【拡大】
各候補は互いの中傷よりも中間層浮揚など自らの信念を訴えることに力を入れ、候補乱立で足の引っ張り合いが続く共和党とは好対照の討論会となった。サンダース氏は「この国を一握りの富裕層から取り戻し、活気ある民主主義を実現させる」と強調した。
クリントン氏は人気に陰りも見えており、計6回予定される党討論会で足場を固めたい意向だ。支持率2位のサンダース氏は民主社会主義者を自称し、リベラル層や若者に浸透。支持層拡大を目指す。
討論会に参加した他の3候補は、ウェッブ元上院議員(69)、オマリー前メリーランド州知事(52)、チェーフィー前ロードアイランド州知事(62)。出馬するかどうかが注目されているバイデン副大統領(72)は参加しなかった。
≪経験豊富 不誠実イメージ解消が鍵≫
米国初の女性大統領に今度こそ-。オバマ大統領の後継選びで民主党の本命とされるクリントン前国務長官は、13日の第1回候補者討論会を無難に乗り切り、経験の厚みを見せつけた。だが手堅い発言はかえって周到な計算を感じさせるとの指摘も。長官時代に私用メールを公務に使っていた問題で「信用できない」とのイメージが張り付いたクリントン氏自身、殻を破る必要に気づいている。