シリア情勢をめぐり米露関係が悪化している。14日、米国のカーター国防長官が重要な発言を行った。
<【ワシントン=青木伸行】カーター米国防長官は14日、米陸軍協会年次総会で、ロシアがシリアのアサド政権を武力で支援していることについて、「誤った戦略を追求する限り、ロシアと協力するつもりはない」と強調した。
カーター氏は「ロシアはイスラム国(イスラム教スンニ派過激組織)、ヌスラ戦線などのテロ組織と戦っていると主張している。だが、これらのいかなる組織も攻撃の標的ではなかった」と述べ、米国が支援する穏健な反体制派などを無差別に攻撃していると改めて批判した。
そのうえで「ロシアは孤立という帳に覆われている」とし、米側が求めるシリアの政権移行へ路線を転換するよう促した。
また、ロシア軍の巡航ミサイルが米軍の無人機と“ニアミス”を起こすなど、「プロ意識に欠ける行為が増加している」と述べ、米露間の衝突回避措置の早急な合意を改めて要求した。>(10月15日、産経ニュース)