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【佐藤優の地球を斬る】シリアをめぐる露とイランの微妙な関係 (3/3ページ)

2015.10.17 08:30

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(右)と会談するイランのハサン・ロウハニ大統領。ロシアのシリア本格介入を表向きは歓迎しているが…=2015年9月28日、米ニューヨーク(ロイター)

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(右)と会談するイランのハサン・ロウハニ大統領。ロシアのシリア本格介入を表向きは歓迎しているが…=2015年9月28日、米ニューヨーク(ロイター)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 解体後の覇権争い展開

 ロシアの急速なシリアへの進出をイランは表面的には歓迎している。もっとも7日、ロシアは自国領のカスピ海から長距離艦対地巡航ミサイル「カリブル」を26発、シリアに向けて発射した。この巡航ミサイルは、イラン、イラクの領空を通過してシリアに至った。当然、ロシアは事前にイランとイラクから領空通過の許可を得ている。この攻撃を通じて、ロシアは「わが国はイラン全域を巡航ミサイルで攻撃する能力がある」という現実をイランに知らせる意味もある。米国は、ロシアとイランが一体になってアサド政権を支持していると見ている。確かに現時点でこういう見方は正しい。しかし、同時にシリア解体後、同国領域が事実上、イランの影響下に入ってしまうような構造が出来ることをロシアは崩そうとしている。イランとロシアの間で、水面下では、シリア解体後の空白地域に対する覇権をめぐってグレートゲームが展開されているのである。中東情勢について、ロシアも無視できないプレイヤーになっている。(作家、元外務省主任分析官 佐藤優(まさる)/SANKEI EXPRESS

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