そのためというわけではないが、北海道では観楓会(かんぷうかい)という行事が職場や友達仲間で行われる。本州でいう春のお花見の宴会、懇親会のようなもので、泊まりがけなどで宴を楽しむことを第一の目的としていて、多くの場合、紅葉鑑賞は二の次。だから紅葉狩りとは性格が全く違うのである。
話がそれてしまったかもしれないが、いずれにしても冬の訪れ前の北国の短い秋は、季節で最後の色彩の世界。雪に覆われると景色は色あせ、水墨画のようなモノクロに変わってしまうだけに、私は宴も彩りも楽しむことにしている。
さて、今年はどこで観楓会を興じるとするか。
≪観察と思い切りで季節感を≫
【花編】
秋の代表的な花といえばコスモスですね。背景や光線具合を考えながら撮ることも大事ですが、コスモスの場合は思い切って、下から見上げるようにローアングルで撮ると=写真(1)、秋の高い空とのコントラストが生きて季節の空気感を醸し出すことができます。