舞台装置は往年の歌番組「夜のヒットスタジオ」をイメージして作るという。宮藤官九郎(くどう・かんくろう)さん(中)を囲む伊勢志摩さん(左)と池津祥子(いけづ・しょうこ)さん(右)=2015年10月13日、東京都新宿区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
ただ作風はまるで異なり、限りなくバカバカしいコントが展開されていく。宮藤が並行して阿部らと活動するコントバンド「グループ魂」にも似た空気すら漂う。実際、多忙な宮藤が脚本を書き始めたのは、バンドのライブを終えた8月末と、公演までギリギリのタイミング。「だから自分にとってホットなことだけで書いている。正直こじつけもたくさんある」
宮藤にとって伊勢と池津は同年代ながら「稽古場の使い方など、この世界のイロハを最初に教えてくれた先輩」。やはり80年代の歌謡曲をよく聴いていた2人は劇中でアイドルグループを結成。宮藤が作詞、細野が作曲した主題歌を歌う。細野は作詞家の松本隆と組んで、松田聖子はじめ多くのアイドルに楽曲を提供していた経緯がある。
伊勢は「今回は私たちのセミドキュメンタリーみたい」と喜ぶ。池津は沢田研二のファンで、その思いをくみ取った宮藤は、劇中に代表曲「勝手にしやがれ」を織り込むことも決めた。