「花魁」のきらびやかな衣装。俎板帯(中)は天の川で牽牛(けんぎゅう)と織女が出会う時の案内役をつとめたというカササギが描かれ、打ち掛け(右)には菊の花をあしらっている=2015年9月11日、東京都中央区(藤沢志穂子撮影)【拡大】
【大人の時間】
歌舞伎に興味はあるけどハードルが高い-。そんな初心者向けの体験型展示施設「歌舞伎座ギャラリー」が、東京・東銀座の歌舞伎座に隣接する歌舞伎座タワーに開設されている。実際の舞台や花道を再現、衣装やカツラなどの本物の小道具をそろえ、舟や籠、馬といった大道具にも実際に乗って役者気分が味わえる。初心者から歌舞伎通まで楽しめ、外国人観光客も多く訪れる人気スポットとなっている。
歌舞伎座ギャラリーは現在の歌舞伎座が建て替えられてオープンした2013年4月、歌舞伎座に隣接するビルの5階に開設された。1889(明治22)年に建てられた初代から数えて5代目となる歌舞伎座として初の展示施設だ。今年5月から新たに「体験空間 歌舞伎にタッチ~しる・みる・ふれる・やってみる」というテーマで、舞台で実際に使う衣装、楽器などを集め、歌舞伎を身近に体験できるスペースとなった。
正面には華やかな花魁(おいらん)の衣装。歌舞伎の主人公の中で最も有名なヒロイン「助六由縁江戸桜」の「揚巻」のもので、「国を滅ぼすほど美しい女性」という意味の「傾城(けいせい)」という言葉に納得。