「花魁」のきらびやかな衣装。俎板帯(中)は天の川で牽牛(けんぎゅう)と織女が出会う時の案内役をつとめたというカササギが描かれ、打ち掛け(右)には菊の花をあしらっている=2015年9月11日、東京都中央区(藤沢志穂子撮影)【拡大】
展示の道具類で一番人気なのが馬。乗ってみると役者気分が味わえる。実際は2人の裏方が入って動かしている。また遠近法を利用した「遠見」という仕掛けを紹介。子役が小さい馬に入って海の中などで演技をすることで、遠くにいる大人のように見える。イノシシの着ぐるみはとても小さいが、大人が入って使うためのもの。歌舞伎にはいろいろな工夫がされていることがよく分かる。京都で出雲の阿国が1603(慶長8)年に始めたという歌舞伎の歴史や、演目の解説も詳しく紹介され、見学すると、歌舞伎通になったような気がしてくる。
また歌舞伎俳優の市川染五郎さんが、歌舞伎座の舞台裏を紹介する約23分の映像を1日7回上映中。染五郎さんが手持ちのカメラを持って舞台裏に潜入し実際に舞台の幕を締めるなどの裏方体験も紹介している。