舞台装置は往年の歌番組「夜のヒットスタジオ」をイメージして作るという。宮藤官九郎(くどう・かんくろう)さん(中)を囲む伊勢志摩さん(左)と池津祥子(いけづ・しょうこ)さん(右)=2015年10月13日、東京都新宿区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
気心知れた劇団員のみで
劇団員の何げない会話から生まれたコントもある。「舞台の楽屋で、私が『更年期』という言葉を思い出せず、『確定申告』と言い間違えたら、ネタにされていた」と伊勢は笑う。
大人計画の舞台は外部ゲストの出演が多いが今回、あえて劇団員のみとした。なれ合いではなく、気心知れた間柄だからこそできる緻密な舞台に仕上がりつつある。「女性が丁寧に書かれていて、新人女優のように演出してもらっている。久しぶりで新鮮」と池津。
「本番が近づくと、この間まで面白かったことを疑い始める時期がいつも来る。稽古場で最初に台本を読んで、ゲラゲラ笑ったあの感じがなぜ出ないのかと。でも今回はできそう。大人計画そのものの舞台になる」と宮藤は期待する。